土地の査定方法|相続した土地の3つの査定方法

被相続人がなくなって土地を遺産分割するためには、現在どれぐらいの価値があるのかを把握する事が大切です。その方法が分からずトラブルに繋がるケースも多いです。相続した土地の査定の3つの方法があるので、それらを把握しておく事が大切です。

相続した土地の査定の3つの方法を把握しておこう

土地を相続する人が複数人いる場合には、遺産分割で揉めるケースも多く見られます。この時にもめる原因に挙げられる事の1つが不動産評価額です。現金や有価証券等は時価であるものの、土地を始めとした不動産の場合には相続税評価額であることから、時価ではないのが実情です。

このようなことから現金と不動産を相続人同士で分けようとした場合には、時価に直したときに誰かが得をしているなどの問題が生じることになります。このようなことを防ぐためにも、査定の3つの方法についてしっかりと把握しておくことが求められます。

その1つが相続税評価額から推定するものです。しかし建物の固定資産税評価額は時価とはかなりかけ離れているため不可能な方法といえます。2つ目が不動産鑑定士による鑑定評価です。

有料となるものの評価額を取得することができるでしょう。そして不動産会社による無料査定です。この無料査定では現在の売却予想価格を査定することになり、その査定額はまさに時価と言えるでしょう。

遺産分割に一括査定サイトの利用は有効です

土地査定の3つの方法があることがわかりましたが、やはりこの中では不動産会社による無料査定が1番有効であることがわかります。とは言え査定額は不動産会社がいくらで売れそうなのかを判断した価格であるため、不動産会社ごとに査定額はバラバラになります。

それは不動産会社ごとにどのように算出するのかの方法やこれまでの実績、得意とする不動産分野が違うからです。このようなことから不動産査定を依頼する場合には、複数の不動産会社に依頼した上で比較検討が重要となります。

とは言え複数の不動産会社を自分で調べたうえで、一生ずつ何度も査定の依頼をする事は時間も労力もかなりかかります。その際に用いられるものとして不動産一括査定サイトが挙げられます。

不動産一括査定サイトにおいては、所在と物件の種別を入力し、細かい入力を行えば3分ほどで査定を行うことが可能となります。利用すると不動産会社から営業の電話がかかってくることになるでしょう。

上手に一括査定サイトを活用しよう

被相続人は亡くなった後に自分が所有していた不動産のことで、相続人同士で揉めることを望んではいないはずです。一括査定サイトを上手に活用し、残された相続人たちは仲良く、スムーズな遺産分割協議を進めることが大切です。