土地の査定方法|査定額が決まる10のポイントと自分で査定をする方法

自分の所有している土地を不動産会社などに査定してもらえば、どれくらいの価値があるのか、簡単に知ることができます。土地の査定額を左右する10つのポイントがそれぞれあり、さまざまな要因によって土地の価値は決まります。ここでは、こうした査定額を左右する10つのポイントや、自分で査定をする方法についてご紹介します。

土地の査定額を左右する10つのポイント

土地の査定額を左右するのは10のポイントです。その中の一つが用途地域です。幅広い種類の建物を建設できる用途地域ならば、土地の価格が高くなる傾向があります。駅からの距離も重要なポイントです。基本的に駅から近い方が価格も高くなりますが、歩いていけない離れた場所にある土地の場合には、価格に影響を与えない場合もあります。

土地の面積も査定額を左右します。土地の形状も重要で、いびつな形状の土地よりも整った形状の土地の方が高く評価されやすいです。前面道路の幅も査定額に影響を与え、幅が短いと土地の価値が下がることが多いです。奥行きと間口の長さも査定額と関係があり、これらの距離が長すぎると評価額が低くなります。

道路との関係も重要で、角地や二方路地の方が価格は高くなります。その他のポイントとしてあげられるのは、道路に対しての高低差や土壌汚染・埋蔵文化財の存在、近隣にある嫌悪施設の存在などです。

自分で査定する方法と不動産会社に依頼する方法

土地の価値を知りたい場合には、自分で査定する方法もあります。自分で査定する方法の一つが、土地の公的な評価額を調べる方法です。土地の公的な評価額として一般的なのは、公示地価や基準地価です。これらの価格は土地の売買をする際の目安となっています。

公示地価は国土交通省が公表していて、基準地価は都道府県が公表しています。路線価も土地の公的評価額の一つです。路線価は相続税や贈与税の計算をする時に使用されている価格で、国税庁が公表しています。固定資産税評価額という土地の公的評価額もあり、これは市町村が課税する固定資産税を計算するために評価した価格のことです。

自分で査定をするためのもう一つの方法として紹介できるのは、周辺にある土地の売買価格を参考にする方法です。自分の所有する土地と同じような特徴を持つ土地の方が、価格の参考にしやすいです。これらの方法で調べてもわかりにくい時には、不動産会社に依頼する方法もあります。

★★不動産会社に依頼もできる土地の査定

★★土地を自分で査定する方法などについてご紹介してきました。自分で調べてもわからない時には、不動産会社に依頼することもできます。不動産会社では各種のポイントを考慮して、査定額を決めています。