土地・建物の査定とは?価格査定額の算出方法と依頼する方法

土地や建物の査定では、客観的に正しい方法で行ってもらう必要があります。ただ、依頼する方法が1つではないので迷ってしまう人も少なくありません。まずは、どういった流れで土地や建物の査定を行うのかを知っていくことが重要です。

2つの種類からわかる依頼する方法

不動産には、客観的にもわかりやすい価値が決められています。こういった価値は、査定で決まります。査定とは、主に2つの方法があります。まず、簡易査定と呼ばれる方法です。これは、土地や建物の過去のデータを用いることによって機械的に評価を判断するものです。

依頼する方法としても最もわかりやすく単純なものなので、気軽に利用できる魅力が存在します。ただ、目安として利用できるものであるため具体的な詳細は分からないという問題点も存在します。そこで、現地査定という方法も準備されています。

訪問査定とも呼ばれているものですが、その名前の通り実際に現地に赴いて具体的な状態を確認するものです。そもそも査定とは、査定額の算出方法に様々な基準が存在していて、現地査定ではこれを利用することで詳細な価格を算出するようにしています。価格に影響を与えるポイントを抑えておけば、高額にすることも十分に可能です。

査定額の算出方法を知って選択しよう

査定とは簡易的に行うか現地で行うかの2つの種類がありますが、査定額の算出方法にも3つの方法が準備されています。それぞれ原価法と取引事例比較法、そして収益還元法と呼ばれているものです。原価法というのは、同種の不動産をもう1度造ったらどの程度の価格になるのかを客観的に考えていくものです。

それらを再度得るために必要になる価格を考えて、そこから正しい査定を進めていきます。原価法には、客観的にもわかりやすい計算式があるためそれを参考にするのが一般的です。そして、取引事例比較法というのは過去に取引が行われたデータを用いて相場を確認していくものです。

今回取引が行われる物件と過去の類似データを確認して相場を見ていくことになりますので、初心者でもわかりやすいといえます。収益還元法は、主に投資用物件に対して用いられる査定ですから少し傾向が違いますのでその目的のために利用すると良いでしょう。

査定額を最終的に決めるのは本人

査定額の算出方法や依頼する方法は、確かに複数存在します。ただ、実際にそれらを利用して選択するのは本人です。自分にとって最も都合の良い査定を検討するのが一番わかりやすいといえます。